この記事は、
・オリンピアアマチュアジャパンってどんな大会だろう?
・オリンピアアマチュアジャパンのエントリー方法が知りたい!
・オリンピアアマチュアジャパンの出場条件って何?
という人向けに書きました。
数あるアマチュア・ボディメイクコンテストの中でもFWJ(旧:NPCJ)が主催する『オリンピアアマチュアジャパン』は最高峰の大会です。
今回は、オリンピアアマチュアジャパンへの出場を検討されている方に向けて、具体的なエントリー方法から審査基準、大会の流れについてまでをお話しします。
この記事を読む事で「オリンピアアマチュアジャパンへ出場したいけどエントリー方法が分からない」、「具体的な出場資格はあるの?」といったお悩みや疑問を解決することができますよ。
ゆーや
公式サイトに書いていないトレーニングや食事メニューもお伝えします。
この記事を読んで、オリンピアアマチュアジャパンにチャレンジしましょう!
目次
オリンピアアマチュアジャパンとは
『オリンピアアマチュアジャパン』とはIFBB(International Federation of Bodybuilding and Fitness)とFWJ(Fitness World Japan)が共同開催する『オリンピアアマチュア』の日本大会です。
日本以外にも、以下のように様々な国で開催されています。
- チュニジア
- コロンビア
- 韓国
- スペイン
- 中国
- ポルトガル
- アメリカ
- イギリス
- ブラジル
オリンピアアマチュアは『IFBBプロ』と呼ばれるプロカードを手に入れることができるコンテストでもあるので、非常にレベルが高く、世界各国から屈強な選手が集まる大会です。
ゆーや
まずは、オリンピアアマチュアジャパンの基本情報からお伝えしますね!
部門の種類
オリンピアアマチュアジャパンの大会では、FWJ主催の他コンテスト(ワールドレジェンドクラシックなど)と違って、16部門全てが行われるわけではありません。
開催されるカテゴリーは以下の6つです。
- ビキニ
- フィギュア
- ウィメンズフィジーク
- メンズフィジーク
- クラシックフィジーク
- ボディビルディング
ご覧の通り、モノキニやメンズフィットネスなどの初心者向け部門は行われません。
クラシックフィジークやボディビルディングなどの『競技者として非常にレベルの高い部門』のみの開催となります。
出場条件
オリンピアアマチュアジャパンは、誰もが出場できる大会ではありませんが、ひとつの条件を満たすことでエントリーすることができます。
その条件とはFWJが主催する『Regional Show』というコンテストに参加することです。
※ノービス&マスターズクラスを除く
ポイントは、『入賞』ではなくて『出場』が条件であること。
そして、Regional Showには特に参加条件はありません。
少しややこしいですが、上記の条件をクリアしてさえいれば、オリンピアアマチュアジャパンには誰でも出場可能です。
詳しくは、大会公式サイトに記載されていますので、出場を検討される方は一読をおすすめします。
参加資格
オリンピアアマチュアジャパンは、国内外問わず、アマチュアコンテストの中でもトップクラスの選手たちが出場することが特徴です。
ここでは『身長・体重・筋肉量・体脂肪率』の4つに分けて、出場選手の特徴やカテゴリー分けについてお話しします。
身長
アマチュアオリンピアジャパンでは、ボディビルディングを除く5つのカテゴリーが、身長別にクラス分けされています。
※クラシックフィジークのみ、体重と身長の両方でクラス分け
国内外から選手が集まるため、クラス分けが非常に細かく行われることも特徴です。
体重
ボディビルとクラシックフィジークは体重別のクラス分け制度になっています。
この2つのカテゴリーは、選手の筋肉量が非常に多い部門です。
出場を検討されている方は、ぜひ一度『自分と同じ身長の選手の体重をチェックしておく』ことをおすすめします。
筋肉量
アマチュアオリンピアジャパンの大会は、国内で開催される他のFWJ大会よりも、選手一人ひとりの筋肉量が非常に多いことが特徴です。
出場を検討されている人は、以前のオリンピアアマチュアの動画や画像を見て、選手の筋肉量をチェックしておくことをおすすめします。
審査基準
続いて、各部門の審査基準についてお話しします。
アマチュアオリンピアジャパンは、各国から屈強な外国人選手が多数参戦してきます。
そのためFWJ主催の他コンテストに比べて、選手層も一層厚く、審査基準もかなり厳しいです。
ビキニ
ビキニの審査基準は他のFWJ大会と同じく『女性的な体』ですが、かなり体を絞り込む必要があると言えます。
今まで他コンテスト(FWJ主催)のビキニ部門に出場経験があっても、絞りに関しての評価は一層厳しくなると考えることが無難です。
フィギュア
フィギュアは『女性的な筋肉美』が審査基準です。
ビキニ部門と比べて、筋肉量も多く、選手のレベルも高くなります。
筋量に自信がない方は、まずビキニ部門からエントリーしてみることをおすすめします。
ウィメンズフィジーク
ウィメンズフィジークは女性部門の中で最も『筋肉量と絞り』が求められる部門です。
特に『全身の筋肉のバランス』が評価される部門ですので、ふくらはぎや腹斜筋などの細かい筋肉の部位まで、作り込んでおく必要があります。
メンズフィジーク
メンズフィジークは出場選手数も多く、最も人気のカテゴリー。
あくまで『かっこ良い体』が審査基準ですので、一部の筋肉が異常に発達している場合などは減点対象です。
サーフパンツを履いての審査になりますので、特に『ウエストの細さ』は重要なポイントになります。
クラシックフィジーク
クラシックフィジークはボディビルディングとフィジークの両方の特徴を併せ持つカテゴリーです。
メンズフィジーク部門に比べると選手の筋肉量が多く、海外の選手の中にはフィジーカーとは思えない程のマッチョな選手もいます。
ボディビルディング
ボディビルディングでは『圧倒的な筋肉量と絞り』が求められます。
選手のエントリー数自体は比較的多くありませんが、全カテゴリーの中でも一人ひとりの身体のレベルは『筋肉量』と『絞り』共にトップクラスです。
中には、クラシックフィジークとダブルエントリーする選手もいます。
大会の流れ
大会当日の流れは、他のFWJ主催のコンテストと同じく、FWJカードでの選手受付を行なった後、控室で出番を待ちます。
この控え室での待ち時間が、カラーリングやパンプアップのタイミングです。
本番前のリハーサルも行いますので、選手はその場で会場の雰囲気やポージングをチェックすることができます。
オリンピアアマチュアジャパンへのエントリー方法
オリンピアアマチュアジャパンに出場するための具体的なエントリー方法とその流れについてご説明します。
エントリー方法は他のFWJコンテストと同様に、大会公式サイトから出場を申し込むだけです。
しかし、オリンピアアマチュアジャパンに参加するためには、以下のことを行う必要があります。
- FWJカードの発行
- 『Regional Show』への出場
(ノービス&マスターズクラスは除く) - 『オリンピアアマチュアジャパン』出場
以上の段階を踏むことで、オリンピアアマチュアへの出場権を獲得することができます。
少し手間がかかりますので、公式サイトでスケジュールなどを予め確認しておくことが必須です。
参加するにあたって必要な費用
オリンピアアマチュアジャパンに出場するために必要な費用を以下の3つに分けてご説明します。
- エントリー費
- ユニフォーム代
- セミナー料
ゆーや
具体例も交えて解説しますね!
エントリー費
オリンピアアマチュアジャパンに出場する際にかかるエントリー費は『FWJカード発行費』と『コンテストカテゴリー登録料』の2つ。
以下は2020年度の費用ですので、参考にしてください。
- FWJカード発行費:6,000円
- コンテストカテゴリー登録料:25,000円
他の筋肉系大会に比べると登録料が高めです。
ユニフォーム代
大会に出場するためには、当然ユニフォームを購入する必要があります。
オリンピアアマチュアジャパンでは、クラシックフィジーク部門以外は自前のユニフォームで出場することができます。
以下はユニフォームの目安の金額と規定ウェアの価格です。
- サーフパンツ:4,000〜8,000円
- ビキニ:5,000〜8,000円
- クラシックフィジーク規定ウェア(ショーツ):5,280円
セミナー料
FWJでは大会に役立つ様々なセミナーを開催していますが、参加するには費用がかかります。
セミナー受講が必須という訳ではありませんが、ポージングや大会に関することだけでなく、栄養学や筋トレについても一流の講師たちが解説してくれるので参加しておくと良いでしょう。
また、オリンピアアマチュアでは海外の選手が多く参加することが特徴ですので、『英語でのコミュニケーションセミナー』を受講することもおすすめします。
以下は2020年度開催セミナーの金額一覧です。
- FWJコンテスト対策セミナー(東京):4,000〜6,000円
- 野澤SHOW(ポージングセミナー):500円
- 堺部元行講師セミナー(栄養学):500円
- FWJライブ第9弾「ANGELINA INOUE」簡単な英語をマスターして来日した憧れのIFBB PRO選手と喋ってみよう!(英語セミナー):500円
オリンピアアマチュアジャパンに関するQ&A
オリンピアアマチュアジャパンは他のFWJ主催コンテストに比べて、レベルも高く、エントリー方法も複雑です。
ここではコンテスト出場において、よくある質問やお悩みにお答えします。
ゆーや
僕筋トレYouTuberがオリンピアアマチュアジャパンの疑問や不安を解消します!
オリンピアアマチュアジャパン出場に向けておすすめのトレーニングメニューや食事を教えてください。
オリンピアアマチュアジャパンへの出場を検討している選手に大会初出場という人は少ないはずです。
しかし経験を積んで慣れてくると、どうしても基本を忘れてしまい、間違ったやり方でトレーニングや食事をしてしまう選手もいます。
どのコンテストに出場するにしてもトレーニングと食事の基本は同じ。
ここで今一度、復習しましょう。
トレーニングメニュー
大会直前になってコンディションを壊してしまう選手に最も多い理由が『大会直前にトレーニングメニューをよりハードなものに変えてしまうこと』です。
大会前になると減量が思うように進んでいないためか、極端にトレーニング量を増やしてしまう選手もいます。
しかし急なトレーニングメニューの変更は、減量中の体には大きな負担となります。
大会目前だからと焦らず、普段通りのトレーニングを行うことが大切です。
食事
オリンピアアマチュアジャパンの開催時期は『11月頃』と一般的なボディメイク系コンテストの時期(6〜9月)とは少し異なります。
複数のコンテストへの出場を検討されている選手は、半年以上の減量を行う人も居るはずです。
そこで、長期的に減量を行う際の『食事法』のポイントをご紹介します。
- 炭水化物をほとんど摂取しない『ケトジェニック法』は避ける:摂取する炭水化物量が極端に少ないため、長期のダイエットではエネルギー切れを起こしてしまう
- 1日5食以上を心がける:プロテインなどを有効に使用して間食を摂ることで、筋分解を抑えることができる
- 1〜2週間に1度のチートデイも取り入れてみる:長期間の減量のプラトー(停滞期)を防いでくれる
「どのプロテインを飲めば良いかわからない…」という人は以下の記事も参考にしてみてください。
オリンピアアマチュアジャパンに出場する際は公式のサーフパンツやビキニを購入する必要がありますか?
オリンピアアマチュアジャパンでは、『クラシックフィジーク部門』のみ規定ユニフォームの着用が義務付けられています。
それ以外のカテゴリーは基本的に自前のユニフォームを使用することが可能です。
ポージングセミナーやウォーキングレッスンを受けないと優勝するのは難しいですか?
ポージングセミナーの受講は絶対ではありませんが、ぜひ受けておくことをおすすめします。
理由は、大会の審査基準は毎年変わるからです。
ポージングセミナーの講師は大会関係者ばかりですので、セミナーを受講して審査のポイントを把握しておくことが重要です。
オリンピアアマチュアジャパンの歴代優勝者にはどんな人がいますか?
2019年に開催されたオリンピアアマチュアジャパンのフィギュア部門・オーバーオールにて見事優勝した『山本加容子選手』をご紹介します。
2019年の大会では、日本人で唯一『IFBBプロカード』を手にした選手です。
山本選手はJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)出身でもあります。
JBBF主催の『オールジャパン・ミスボディフィットネス』などでも優勝経験があり、IFBBプロとなった今後に、更なる活躍が期待されています。
優勝者に発行されるIFBBプロカードとは何ですか?
オリンピアアマチュアでは、大会ごとに一定数のIFBBプロカードが発行されます。
IFBBプロカードとは、IFBBが主催する『プロの試合』に参加する権限のようなものです。
プロの試合はスポンサーがいて規模も大きいため、入賞者は賞金を手にすることができます。
オリンピアアマチュアジャパン以外にIFBBプロカードが取得できる大会はありますか?
IFBBプロカードは、
- オリンピアアマチュア
- プロクオリファイ
- アーノルドアマチュア
の3つの大会で、指定カテゴリーのオーバーオール3位以内に入賞することにより取得可能です。
どの大会も世界各国から屈曲な選手が集まるため、毎年熾烈な争いが繰り広げられています。
IFBBプロになることで、どんなメリットがありますか?
IFBBプロの大会で入賞することで得られる賞金はもちろん、スポンサー契約を関連会社と結び、様々な活動することで報酬を得ている選手もいます。
最近ではYouTubeにて、IFBBプロの権威性を有効に活用して活動している選手も多いです。
まとめ
オリンピアアマチュアジャパンは、数あるボディメイクコンテストの中でも『プロ』になれるチャンスがある大会です。
特別な実績や経験は必要ありませんので、出場を検討されている方は、ぜひ一度挑戦してみることをおすすめします。
レベルの高い大会で培った経験は、必ず今後の身体作りに活きるはずです。
ゆーや
オリンピアアマチュアジャパンに出場して、プロの世界への仲間入りを目指しましょう!