この記事は、
・懸垂やディップスをする際の負荷が物足りない
・ディッピングベルトが欲しいけど、どれを選べばいいかわからない
・筋トレの効果をアップできるアイテムが欲しい
という人向けに書きました。
懸垂やディップスをする際、自分の体重だけでは負荷が物足りないと感じることがありますよね。
そんなときに活躍するのが、ウエイトプレートなどを使って体重以上の負荷をかけられるディッピングベルト。
別名チンニングベルトとも呼ばれ、懸垂やディップスをするにはとても便利なアイテムです。
しかし、ディッピングベルトは素材や耐荷重なども製品によってさまざまで、「どれを選べばいいかわからない」という人も多いでしょう。
そこで今回は『ディッピングベルトの選び方』と『おすすめのディッピングベルト7選』を紹介します。
この記事を読めば、自分にぴったりのディッピングベルトが見つかりますので、購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

ゆーや
ちなみに、今回紹介する中で僕のイチオシはSumnaconのディッピングベルトです。
コスパも機能性も抜群なので、迷ったらこれを選んでおけば間違いありません!
目次
ディッピングベルトの選び方

ディッピングベルトを選ぶ際に見ておきたいポイントは以下の3つです。
- どれだけの重さに耐えられるか?
- どんな素材でできているか?
- 保護機能はついているか?

ゆーや
それでは一つずつ解説していきます!
どれだけの重さに耐えられるか?
ディッピングベルトを選ぶ上でもっとも重要なのは、高重量に耐えられるかどうかです。
安くて耐久性の低いディッピングベルトは耐荷重も軽く、大きな負荷を加えられません。
筋トレ初心者であれば耐荷重が10~20kg程度の製品でも問題ないでしょう。
しかし、筋トレを続けていると筋肉も肥大し、それに合わせて耐荷重が重いものが必要になってきます。
特にディップスは、続けていると10kg程の重さでは物足りなさを感じる場合も多く、せっかくベルトを購入したのに買い直さなければならないことも…
そのため、本格的な筋トレを始めようと思っている人やしっかり筋肉を肥大させたい人は、思い切って重い耐荷重の製品を買うのがおすすめです。
耐荷重30~40kgを超えるものであれば、本格的に筋トレをしたい人でもしっかりと負荷を加えられますよ。
ただし、製品によっては耐荷重が明記されていないこともあります。
その場合は口コミなどをチェックして、耐久性があるかを確認すると良いでしょう。
ちなみに、耐荷重を超える重さで使用すると、ベルトや器具が破損してプレートが落ちケガをする危険性もあるため、絶対に避けましょう。
どんな素材でできているか?
次に注目すべきなのが、素材です。
ディッピングベルトに使われる素材は、大きく分けてナイロン素材と革素材の2つがあります。
一般的な素材として多いのはナイロン製で、安価で購入しやすく、筋トレ初心者におすすめです。
ただし、ナイロン素材は耐久性がそれほどなく、滑りやすいというデメリットもあります。
また、耐荷重が増えると体に食い込みやすいので、腰に痛みを感じることがあるかもしれません。
一方、革素材は耐久性に優れ、つくりもしっかりしているのが特徴です。
耐荷重が増えても体に食い込みにくいので使い勝手がよく、さらに高級感があり見た目も楽しめます。
しかし、その分値段が高めの製品が多く、初心者だと少し手を出しづらく感じることも…
試しにディッピングベルトを使ってみたいならナイロン素材、本格的に筋トレをしたいなら革素材など、自分のレベルや目的に合った素材を選ぶといいでしょう。
保護機能はついているか?
ディッピングベルトを選ぶ際のもう1つのポイントが、保護機能があるかどうかです。
例えば、耐荷重が重いディッピングベルトを使う場合、体への食い込みによって腰や背中に痛みを感じることがあります。
しかし、ベルト部分にジェルパッドが入っていると、食い込みを防いでくれるので筋トレは格段にしやすくなります。
また、素材によっては筋トレ中にベルトが滑り、トレーニングがしづらいこともあるでしょう。
その場合は、滑り止め機能がある製品を選ぶことでベルトが滑ることなく快適に使え、ケガの防止にもつながります。
このように、筋トレを不自由なく快適に行えるような保護機能があるかどうかも、ぜひチェックしてみるといいですよ。
ディッピングベルトのおすすめ7選
ディッピングベルトの選び方がわかったところで、ここからはおすすめのディッピングベルトを7つ紹介します。
まずは比較表をご覧ください。
商品名 | 耐荷重 | 素材 | チェーン全長 | ベルト全長 | ベルト幅 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Sumnacon ディッピングベルト (イチオシ!) | 40kg | ポリプロピレン | 約86cm | 約79cm | 約16.5cm | 1,803円 |
King2ring ディッピングベルト | 記載なし | 本革 (スウェード) | 60cm | 100cm | 18cm | 5,680円 |
Schiek ディッピングベルト | 記載なし | 本革 (スウェード) | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 8,980円 |
my&G ディッピングベルト | 50kg | 起毛素材 | 87cm | 101cm | 記載なし | 1,970円 |
MIYABI ディッピングベルト | 記載なし | 記載なし | 90cm | 96cm | 16cm | 1,980円 |
フェリモア ディッピングベルト | 50kg | ナイロン | 84cm | 98cm | 記載なし | 2,180円 |
EN-FIT ディッピングベルト | 25kg | 記載なし | 83cm | 118cm | 16cm | 2,980円 |
値段や特徴の違うさまざまな製品を紹介するので、ぜひ自分にぴったりのディッピングベルトを見つけてください。

ゆーや
それでは一つずつ解説していきます!
Sumnacon ディッピングベルト
筋トレ初心者から中級者におすすめなのが、Sumnaconのディッピングベルトです。
こちらは耐荷重が40kgあり、初心者はもちろん、ある程度筋トレに慣れている中級者でも、十分な重みをつけてトレーニングできます。
素材は耐久性と柔軟性の両方を兼ね備えたポリプロピレンを採用。
重量のあるディップスや懸垂をしてもしっかり耐えてくれます。
これだけの耐荷重と性能がありながら、値段は2,000円前後とディッピングベルトの中でも低めの価格です。
『低めの重量から始めたい初心者』や『10kg・20kgでは物足りなくなった中級者』は、Sumnaconのディッピングベルトを検討してみるといいですよ。
耐荷重:40kg
素材:ポリプロピレン
チェーン全長:約86cm
ベルト全長:約79cm
ベルト幅:約16.5cm
価格:1,803円
King2ring ディッピングベルト
King2ringのディッピングベルトは本革素材を使い、とにかく丈夫なつくりなのが特徴的です。
糸には全て耐久ナイロンを使用し、さらに縫い目を2重ステッチにすることで、高い耐久性を実現しています。
本革素材を使用しているだけあって、見た目のかっこよさも魅力的。
また、ボディ部分にはパッドが入っており、使用中に痛みを感じにくいよう工夫もされています。
丈夫なつくりの革素材を使ったディッピングベルトを探している方にはおすすめの製品です。
ただし、素材が革でつくりも頑丈な分、値段は5,000円以上とそれなりにします。
耐荷重:記載なし
素材:本革(スウェード)
チェーン全長:60cm
ベルト全長:1m
ベルト幅:18cm
価格:5,680円
Schiek ディッピングベルト
アメリカブランドのSchiekが販売しているディッピングベルトです。
素材にはスウェードの革を使い、さらにビス止め加工もされているので、耐久性はばっちり。
ボディ部分の中央にはSchiekのロゴマークが入っており、おしゃれなデザインもうれしいですね。
腰部分にはジェルパッドが入っていて、快適に使えるように配慮もしっかりされています。
値段は9,000円程度とほかの製品に比べると高めですが、耐久性の高い製品を探しているなら、検討してみる価値ありです。
耐荷重:記載なし
素材:本革(スウェード)
チェーン全長:記載なし
ベルト全長:記載なし
ベルト幅:記載なし
価格:8,980円
my&G ディッピングベルト
安くて使いやすい製品を探しているなら、my&Gのディッピングベルトがおすすめです。
以下のような様々なメリットがあるにもかかわらず、値段が2,000円を切っています。
- 起毛素材を使っているため、吸水性に優れているの
- 耐荷重が50kgあり、高重量トレーニングをしたい人でも問題なく使える
- 汗をかいても滑りにくく、使い勝手が良い
- ベルト部分に厚さ6cmのクッション素材を使用しているため、体への負担や痛みを軽減してくれる
ただし、ベルトのサイズが101cmと他製品に比べて大きいので、体の小さい人は要注意。
どちらかといえば、体格のいい男性向けのディッピングベルトです。
耐荷重:50kg
素材:起毛素材
チェーン全長:87cm
ベルト全長:101cm
ベルト幅:記載なし
価格:1,970円
MIYABI ディッピングベルト
MIYABIのディッピングベルトは、コスパを重視している人におすすめ。
ベルトの本体部分にはウレタンのクッションが加工されており、腰にやさしくフィットします。
裏地には速乾性のある素材を使っているので、汗をかきやすい人や夏場での使用も安心です。
ベルト幅も16cmとそれなりの幅があり、重いプレートをつけても十分耐えてくれるでしょう。
付属のカナビラを使えばチェーンの長さ調節もでき、懸垂とディップス、どちらでも使えます。
ディッピングベルトとしての基本的な性能は備えていながら、値段も2,000円以下と安いので、低価格の製品を探しているなら要チェックです。
耐荷重:記載なし
素材:記載なし
チェーン全長:90cm
ベルト全長:96cm
ベルト幅:16cm
価格:1,980円
フェリモア ディッピングベルト
「とにかく高重量に耐えられる製品がほしい」という人には、フェリモアのディッピングベルトがおすすめです。
こちらは耐荷重が150kgもあり、どんな重いプレートでも支えてくれます。
素材はナイロンを使い、適度な柔軟性があるのが特徴。
軽い摩擦力もあるので、多少の汗なら滑ることなく快適に使えます。
ベルトの全長は98cm、チェーンの全長は84cmあり、比較的大きめのサイズ。
これだけの性能と耐荷重がありながら、価格は2,000円台と安く、コスパを重視している人でも納得のスペックです。
耐荷重:150kg
素材:ナイロン
チェーン全長:84cm
ベルト全長:98cm
ベルト幅:記載なし
価格:2,180円
EN-FIT ディッピングベルト
筋トレ初心者から上級者まで幅広い層におすすめなのが、EN-FITのディッピングベルト。
背中部分が幅広に設計されており、高重量のプレートでも安定して扱えるよう工夫されています。
また、ベルト部分にはクッションが入っていて、痛みを軽減してくれるのも評価したい点。
ベルトの全長は最大118cm、幅は16cmとそこそこのサイズがあり、体の大きい男性でも問題なく使えます。
ただ、耐荷重が25kgと少し軽めなので、重いプレートを付けて筋トレしたい方は注意してください。
耐荷重:25kg
素材:記載なし
チェーン全長:83cm
ベルト全長:118cm
ベルト幅:16cm
価格:2,980円
ディッピングベルトのQ&A
ディッピングベルトを使ったことがない人は、使い方やメリット・デメリットなど、気になる点もありますよね。
そこでこの章では、ディッピングベルトに関するQ&Aを紹介します。

ゆーや
筋トレYouTuberの僕がよくある質問に答えてみました!
ディッピングベルトの使い方を教えてください
ディッピングベルトの基本的な使い方は、以下の通りです。
- まず、ベルトを腰部分に回す
- チェーンをウエイトプレートの穴に通す
- チェーンを片方のカラビナに通し、固定する
説明だけではよくわからない方は、上の動画も参考にしてみてください。
製品によってはカラビナ部分でチェーンの長さを変えられるものもあるので、うまく長さを調節しながら使うと良いですよ。
ディッピングベルトのメリットやデメリットを教えてください
続いて、ディッピングベルトのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
メリット
ディッピングベルトのメリットは、なんといっても筋トレの負荷を上げられること。
懸垂やディップスは基本的に自重トレーニングなので、道具なしでは自分の体重以上の負荷はかけられません。
最初は自分の体重のみでも重く感じますが、筋トレを続けて筋肉が鍛えられてくると同時に、負荷を軽く感じるようになります。
そんな時にディッピングベルトを使えば、自分の体重よりもさらに重い負荷をかけられるので、筋トレの効果は倍増。
「懸垂やディップスであまり負荷を感じられなくなってきた」という人は、ディッピングベルトを使って負荷を上げることで、より効率的に筋肉を肥大できます。
デメリット
ディッピングベルトのデメリットは、慣れるまでは腰に痛みや圧迫感を感じることです。
腰にベルトを巻いた状態で筋トレを行うため、重量があるディッピングベルトを使うと、やはり多少は腰にベルトが食い込みます。
特に、ディッピングベルトを使い始めたばかりの頃はベルトの素材がまだ硬く、体にフィットしない場合も多いです。
使い続けていると徐々に慣れ、ベルト自体もある程度の柔軟性が出てきますが、それまでは少しやりづらさを感じるかもしれません。
また、ディッピングベルトを使うと少なからずケガの恐れがあります。
正しい使い方で筋トレをしていれば基本的に問題ありませんが、耐荷重を超えるウエイトプレートをつけた場合など、まれにチェーンが破損してプレートが落下することも…
そうなると、落ちたプレートで足や体をケガする危険性もあるので、安全性には十分に注意して扱いましょう。
ディッピングベルトは自作することもできますか?
結論からいうと、ディッピングベルトは自作できます。
具体的には、以下のような道具があれば自分で作ることも可能です。
- 腰サポーター
- 安全な帯(ベルト)
- チェーン
- カラビナ2個
いずれもホームセンターで購入できるものなので、どうしても自分で作りたいという人は試してみるといいでしょう。
作り方は上の動画を参考にしてみてください。
ただ、上記のような道具をそろえるとなると、安く見積もっても2,000~3,000円程度はします。
最近は各メーカーで2,000円前後の性能の良いディッピングベルトも販売されているので、特別な理由がない限りは、市販の製品を買ったほうが早いかもしれません。
まとめ
今回は『ディッピングベルトの選び方』と『おすすめ7選』をお伝えしました。
ディッピングベルトを選ぶ際は、耐荷重・素材・保護機能に注目するのがポイントです。
具体的な耐荷重や耐久性がわからない場合は、口コミなども確認して、プレートの重みに耐えられるかどうかも確認しておきましょう。
耐荷重以上のプレートをつけて筋トレをすると、プレートが落ちてケガをする危険性もあるので、注意が必要です。
上記のポイントを踏まえた上で僕がイチオシするのは、Sumnaconのディッピングベルトです。
使い心地が良いだけでなく値段もお手頃なので、買って後悔することはないでしょう。

ゆーや
自分にぴったりのディッピングベルトを手に入れたら、以下の記事を参考に早速トレーニングを始めましょう!