この記事は
・ケーブルトレーニングのメリット&デメリットが知りたい!
・ジムにある筋トレ器具を使ってトレーニングしたい!
という人向けに書きました。
ジムのフリーウエイトエリアで目にする、ケーブルマシンを使用した「ケーブルトレーニング」。
ダンベルやバーベルと比べ、使用方法や効果が少し複雑なので、初心者だと手が出しづらいかもしれません。
しかしケーブルトレーニングは、しっかりとやり方を理解すれば上級者はもちろん、初心者にもとても効果的なトレーニングです。
今回はそのケーブルトレーニングのメリット、そして実践する際のデメリットまで徹底的に解説したので、ぜひ参考にしてください。
ゆーや
少しマイナーかもしれませんが、筋トレ初心者にこそオススメしたいトレーニング方法です!
目次
ケーブルトレーニングのメリット
まずはケーブルトレーニングのメリットを4つ解説します。
- 豊富なトレーニングバリエーション
- 対照部位への負荷が抜けづらい
- 関節・腱への負担が少ない
- 安全性が高い
ケーブルマシン以外の器具との違いを交えながら説明していくので、すでにジムに通われている方は、普段しているトレーニングと比べてみてください。
ゆーや
それでは一つずつ詳しく解説していきます!
豊富なトレーニングバリエーション
ケーブルトレーニングとは、ケーブルを引くことにより、筋肉に負荷をかけるトレーニングです。
ケーブルトレーニングを行うマシンは多様な種類がありますが、両サイドに別々のウェイトが付いていて、両腕でも片腕でも鍛えることが出来るものが一般的になります。
そんなケーブルトレーニングの1番のメリットは、豊富なトレーニングバリエーションです。
トレーニングマシンは「ベンチセット」「ランニングマシン」「フィットネスバイク」など、ピンポイントに鍛えられる器具が主です。
ケーブルマシンを使ったケーブルトレーニングも、ケーブルを手で持って使用するため、上半身用のように見えるかもしれません。
しかしケーブルトレーニングは、ケーブルを引くプーリー(滑車)の位置や角度、アタッチメント(持つ部分に付ける道具で色々な種類がある)、を変更することによって上半身・下半身はもちろん、体幹まで鍛えることが可能です。
またケーブルトレーニングは、ダンベルやバーベルのように、直接重い器具を持ってするトレーニングではありません。
ウェイトの重さを、流動性のあるケーブルの形に変換して体に伝えているので、足に巻いたり、腰に取り付けたりとマルチに全身を鍛えることが出来ます。
対照部位への負荷が抜けづらい
トレーニングにおいて大切なことはと聞かれたら、皆さんはなんと答えるでしょうか。
適切な重さ、対象部位に合わせた適切なフォームなど、様々な回答が出てくると思います。
しかしその中で、初心者だと特に見落としがちな、ものすごく大切なことがあります。
それは「負荷をかけ続けること」です。
ケーブルトレーニングは、重力に関係なく最大収縮ポイントまでしっかりと負荷がかかり続けます。
例えばジムでベンチプレスをやっている時に、ウェイトをあげる前に下げた段階で胸に置き、呼吸を整える方をたまに見かけます。
他にはダンベルで腕を鍛えてる時に一回一回手を下げきってしまう方なんかもいます。
あれ、非常に勿体ないです。
トレーニングは適切な重さ、正確なフォームなど大切なことが沢山ありますが、それと並んで負荷をかけ続けることがものすごく重要なのです。
前述したダンベルやバーベルなどは、重力方向にのみ負荷をかけるため筋肉への負荷が抜けやすいというデメリットがあります。
ケーブルトレーニングで低酸素状態をキープした筋肉は、トレーニングの効果を十分に発揮し、頑張っているのに効果を感じることが出来ないという事態を防いでくれます。
関節・腱への負担が少ない
トレーニングを始めたての頃、関節や腱を痛めてしまったという経験は誰しもがあるものでしょう。
それでご年齢や向き不向きを理由に、トレーニングを断念してしまうという方も少なくないです。
しかしダンベルやバーベルなどを使用するフリーウェイトは、日常では持たない重さの物を使って体に負荷をかけているので、特に最初のうちは関節に多大な負担がかかるのは当然と言えます。
その関節や腱への負担を、ケーブルトレーニングなら軽減することが出来るのです。
ケーブルトレーニングは、ウェイトの繋がったケーブルをプーリー(滑車)を利用して持ち上げるため、直接的に関節や腱に負担がかかりにくいという特徴があります。
そのためダンベルやバーベルと比べると、より関節を気にかけたトレーニングが可能です。
とはいえ負担を「軽減」なので、ケーブルトレーニングでも負荷を上げると同時に関節への負担も上がります。
なので実施する際は、適切な注意をしながら進めていくと良いでしょう。
安全性が高い
トレーニングをする上で、怪我をすることは意外と多いです。
5キロのダンベルも足に落とせば簡単に骨折してしまいますし、20キロのウェイトなんて救急車レベルの事故が平気で起きてしまいます。
なので特にベンチプレスなどは、2人以上での使用を推奨しているジムも少なくありません。
その点において、ケーブルトレーニングは、ウェイトから人が離れた場所にいるので、高い安全性を特徴としています。
もちろんウェイト以外にも怪我の原因はあるので、不真面目に使用したり、正規の方法ではない使い方をするのは危険ですが、不意に体制を崩しても重いウェイトを体に落とす心配はありません。
前述したように身体への負担も少ないですし、安全性の高さは、ケーブルトレーニングのメリットと言えるでしょう。
また他の器具では、安全性に配慮してしっかりとウェイトを固定しているため重さを変える時に一苦労した経験が皆さんあると思います。
それがケーブルトレーニングでは、ピン1本で簡単に重さを調節出来るので、その点も安全性の高さからくるケーブルトレーニングのメリットになります。
ケーブルトレーニングのデメリット
ここまではケーブルトレーニングのメリットを紹介してきました。
上述したようにケーブルトレーニングはとても良いトレーニング方法なのですが、やはり多少のデメリットはあります。
ここからはケーブルトレーニングのデメリットを同じく3つ解説していきます。
- 自由度が高いので正しい知識が必要
- 手軽に実践出来ない
- 敷居が高い
ゆーや
メリットだけでなく、デメリットもしっかりと学んでいきましょう!
自由度が高いので正しい知識が必要
ケーブルトレーニングは、メリットの方で記述したように上半身・下半身・体幹と鍛えられる部位は多岐に渡ります。
その点では万能な便利器具なのですが、裏を返せば自分の鍛えたい場所をピンポイントで鍛える場合はある程度の知識が必要です。
大胸筋を鍛えたいからチェストプレスをやる、下半身を鍛えたいからレッグプレスをやるといったような明確な部位と方法はなく、大胸筋を鍛えたいならそのやり方を知らなければなりません。
しっかりとしたトレーナーがついているなら問題ありませんが、特に全くの初心者はまずはお試しくらいの感覚の方も多いと思いますので、わからないことも多いと思います。
そういった方はしっかりとしたトレーナーが常駐しているジムを選ぶか、前もってケーブルトレーニングの効果的なトレーニング方法をリサーチしてからいくと、より高い効果が期待できるでしょう。
手軽に実践出来ない
皆さんはトレーニングと聞いたら何を思い浮かべるでしょうか。
多くの人は「ダンベル」「バーベル」、もしくは腕立て伏せやスクワットという方もいるかもしれません。
これらトレーニングの代表的な器具や種目は、興味があれば手軽に実践できるというメリットがあります。
あまりトレーニングを本格的にやってるような人でなくても、家にダンベルがあるという人も珍しくないです。
それらの器具や種目に比べ、ケーブルトレーニングは、大きなマシンや専門知識を必要とするので、手軽に実践することが出来ないというデメリットがあります。
いくらケーブルトレーニングに魅力を感じやってみたいと思っても、ジムまで足を運ばないと身を以て体験することは出来ません。
またダンベルなどのように手軽に購入することも出来ないので、家でゆっくりと試すといったことも困難になります。
なのでもしケーブルトレーニングに興味を持たれた方は、足を運ぶことが億劫で無ければ、しっかりとトレーナーのいるジムのお試し入会などで、一度試してみることをおすすめします。
敷居が高い
前述した「手軽に実践出来ない」「正しい知識が必要」というデメリットにも関係してくるのですが、3つ目のデメリットは「敷居の高さ」です。
先程実践することの敷居の高さについて記述しました。
では例えば、皆さんが何も知らない状態でジムに通い出したとします。
ジムに着いて最初、一目散にケーブルマシンにいくでしょうか。
答えはNOですよね。
最初はわかりやすい、イメージのしやすいダンベルなどのフリーウェイトやベンチプレスなどに挑戦すると思います。
もちろんそれも何も間違えていません。
ベンチプレスなどもとても大事なトレーニングです。
何が言いたいかというと、ケーブルトレーニングは初心者のうちから手を出す人がとても少ないトレーニングということです。
最初はわかりやすいトレーニングから初めて、慣れてきた頃にケーブルトレーニングの有用性に気づき挑戦するといった人が多いので、初心者がケーブルトレーニングをしようとすると敷居の高さを感じてしまうのです。
しかし当たり前ですが、初心者は使ってはいけないマシンなどありません。
しっかりと方法を理解して実践すればとても効果的なトレーニングなので、ぜひ臆せずに挑戦してみて欲しいです。
まとめ
トレーニングに詳しくない方なら、あまり聞き馴染みのない「ケーブルトレーニング」。
今回はそのケーブルトレーニングのメリット&デメリットを紹介してきました。
たしかにケーブルトレーニングは少し敷居が高く、正しい知識が必要になります。
ですが様々な部位のトレーニングに使え、身体にも優しく、そして安全性の高い、とても有用なトレーニングであることは間違いありません。
なので今回の記事で、ケーブルトレーニングに興味が沸いた方は、是非実践してその高い効果を実感してみて下さい。
ゆーや
ケーブルトレーニングの解説記事も公開していく予定なので、楽しみにしていてくださいね!